住宅診断(ホームインスペクション)
住宅診断とは
住宅診断(ホームインスペクション)とは有資格者(ホームインスペクター)が第3者性を堅持した立場から、住宅の現況状況を診断する業務です。
今まで既存経年住宅(中古住宅)を購入される方は、現況の目に見える状態のみを判断し購入されてきました。
建築に精通されていない一般の方は見た目と雰囲気、何となくいいんじゃないかと判断し購入されてきましたが、もう一歩踏み込み、その住宅の安心できる点、安全な面を知り、併せてどこが不安かも知り、今後の適切な維持管理、リフォームも考慮し、購入の判断材料にしていただくことを目的としています。
国土交通省では平成25年に「既存住宅インスペクションガイドライン」を策定し、住宅購入=ゴールと言う「住宅すごろく」を超える住宅循環システムの構築を唱え、適切な維持管理やリフォームにより、価値が低下せず、資産として次の時代に承継されていく新たな流れの創出を打ち出しました。
又、不動産の仲介業者さんに買主、売主どちらかに「ホームインスペクションしましょう」と喚起することが義務付けられております。
当社の最大の特徴は年に300件を超えるリフォームを施工し、常に経年住宅の問題点を解決し、日頃から業務で診断、対応、施工を行っている点です。
診断実績
ハウスチェックマネジメント仙台はこれまで数多くのインスペクションを行ってまいりました。数多くのリフォームにより【雨漏れ・シロアリ・木材の腐朽・建物の傾き】などを目の当たりにし、原因判明と是正措置、対策工事を行うことで的確な判断をすることができるようになりました。
これらを最大の経験とし、当然ながら自社が受けるインスペクションのほか、適格性を上げるために、さらに厳しい団体に所属し検査の実務に精通することをしています。
ハウスチェックマネジメント仙台が所属する団体
JIO 日本住宅保証検査機構検査員 (既存住宅瑕疵保証保険)
ハウスジーメン検査員
ジャパンホームシールド検査員
家守りステーション検査員
又、JIO 日本住宅保証検査機構の既存住宅瑕疵保証保険(個人間)の検査事業者として弊社にて保険の受託、検査を一括しております。
主な検査内容
外部 | 屋根・外壁・基礎・バルコニー | ひび割れ、欠損、ぐらつきなど(屋根検査はポールカメラ等を使用) |
---|---|---|
内部 | 天井・内壁・床 | ひび割れ、欠損、傾き、腐朽腐食 |
設備 | 住宅設備(水栓、衛生機器、給湯器等) | 水漏れ、錆による赤水など |
排水桝 | 桝内の滞留、排水不良など | |
換気設備 | 換気扇の動作確認、換気扇フードなど |
◎雨水の侵入を防止する部分に係るもの
◎給排水管路に係るもの
以上が主たる検査項目になります。
報告書抜粋
こんな方にお勧め
中古住宅を購入予定の方
既存住宅を購入検討の際にご心配されるのが、住んでから何か問題は起きないか?永く住み続けるために、これから修繕費やメンテナンス費等の維持費がどのくらいかかるのか等が心配の種です。
購入への判断材料として住宅診断の結果がわかれば将来的な展望も明るくなり、お子様の成長や、今後の人生設計や計画、長いスパンでの予定を立て易くなります。
そして、何よりも安心して住まわれることができます。
リノベーションやリフォーム費用の検討の前に、まずは現実的に直面することを把握することができます。ご自宅を売却予定の方
建物の状況によって買主様から値引き交渉をされ、売却予定額を下回り売主様の後の計画が変わってしまうのを事前に予見できます。
問題点が事前にわかれば、買主様からの要求にも即時に対応できスムーズな売買が可能になります。
仲介業者の方
物件を紹介し案内をする際、お客様から色々な質問をされませんか?
築浅物件であれば良いですが、築20年や30年、又それ以上の古い住宅を紹介する際、お客様から「この家、大丈夫ですか?」「問題ないですか?」など質問されませんか?仲介業者様は自社の物件ではないので詳しくはわからないはず。見たままの現況優先、現況で判断してもらいたいはず。
「欠陥はありませんか?」「どこを直せば永く住めますか?」「こんなイメージの家にしたいの」 そんな時に・・・ホームインスペクションです。
仲介業者様は建設業ではありませんし建築家でもありません。でもお客様は皆様にいろんな質問をされませんか?ですから・・・「ホームインスペクションしませんか」とお勧め戴きたいのです。
紹介する物件の問題点を説明されるのは大変ことです。お任せください。
仲介業者様の煩わしさを取り除きます。そしてお客様に安心して頂ければ、成約につながる件数も増え、さらに決済引き渡し後の相談やクレームも必ず減り、次の物件の商談に入れます。買取再販業者の方
物件を仕入する前に行うことで修繕リフォーム内容が把握でき仕入れ価格の検討、再販価格を想定することが安易になります。
お客様が付いてから「あれも」「これも」とならないことで利益の確保にズレが生じにくくなります。
又、引き渡し後の修繕費や手直し等が格段と減ります。
瑕疵担保を免責できないからこそ、しっかりと事前の診断が重要です。
建物の状況や不具合の箇所等をチェックし、検査結果を中古住宅の購入判断などに利用することができます。 建物の劣化状態の検査が中心で、劣化状態については、複数の項目で実施します。 購入してすぐに大きな瑕疵が見つかり、その補修工事に大きな費用負担が生じることがないように、リスクを抑えるためにも有効です。
※床下や小屋裏も検査の対象となりますが、建物によっては点検口等がなく床下や小屋裏を確認できないこともあります。
住宅検査の流れ
STEP1お問い合わせ
お電話・メールフォームにてお気軽にお問い合わせください。
※物件概要がわかる書類(図面・契約書等)をご用意ください。
STEP2検査内容のご確認
お電話にて検査内容のご確認をいたします。
STEP3見積書のご提出
メールまたは郵送にて見積書と「ご注意の案内」を送付いたします。
STEP4検査お申込み
メールまたはFAX、お電話にてお申込みください。
STEP6料金のお支払
契約書と一緒に請求書を送付いたします。
検査日の3営業日前までに指定口座にお振込みください。
STEP7現状検査・検査報告
検査にはお客様の立合いが必要です。
検査後に結果を説明いたします。
検査時には床下、天井点検口より進入できますよう家財道具等の移動をお願い致します。
STEP8報告書提出
ご希望のお客様には、1週間程度でメールまたは郵送で「既存住宅現状検査結果報告書」を送付いたします。
追加交通費について
追加交通費が『発生しない』地域 |
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仙台市・石巻市・塩竈市・名取市・角田市・多賀城市・岩沼市・東松島市・大崎市・富谷市・蔵王町・大河原街・村田町・柴田町・川崎町・亘理町・松島町・七ヶ浜町・利府町・大和町・大郷町・大衡村・色麻町・涌谷町・美里町 |
追加交通費が『+ ¥3,000』の地域 |
白石市・登米市・山元町・加美町・女川町 |
追加交通費が『+ ¥4,000』の地域 |
栗原市・七ヶ宿町・丸森町 |
追加交通費が『+ ¥5,000』の地域 |
気仙沼市・南三陸町 |
追加交通費が『要相談』の地域 |
上記以外の地域 |
住宅新報の記事をご紹介
国土交通省は改正宅建業法の施行に向けて、一定の講習を終了した建築士にインスペクションを実施させるなど、実務に向けての最終的な取りまとめを行った。来年4月の施行に向けて、インスペクションに関する骨格は整った印象だが、いくつか検討を継続する事柄ものこされる形となった。
[住宅新報 2017年1月10日号]